1-1 撤去・処分費がなく安く施工可能
1-2 断熱性や防音性の向上
1-3 最短2日! 工事期間が短い
1-4 アスベスト対策と環境にもエコ
2-1 屋根材や下地状態で施工できない時もある
2-2 家全体の総重量が増える
3-1 アイジー工業 スーパーガルテクト
3-2 伊藤忠建材 スカイメタル
3-3 福泉工業株式会社 シルキーG2
屋根のカバー工法は今の屋根の上に新しい屋根を重ねる工事方法になります。古い屋根材の撤去費用や処分代がかからないため葺き替え工事にくらべて工事期間も短く費用も抑える事ができます。
瓦屋根や劣化が目立つスレート屋根にはできない工法ですが、下地が傷んでいないコロニアルなどのスレート屋根には施工可です。
1-1 撤去・処分費がなく安く施工可能
1-2 断熱性や防音性の向上
1-3 最短2日! 工事期間が短い
1-4 アスベスト対策と環境にもエコ
2-1 屋根材や下地状態で施工できない時もある
2-2 家全体の総重量が増える
3-1 アイジー工業 スーパーガルテクト
3-2 伊藤忠建材 スカイメタル
3-3 福泉工業株式会社 シルキーG2
1-1 撤去・処分費がなく安く施工可能
屋根のカバー工法は今の屋根に屋根に新しい屋根材を重ねて施工する方法になります。取り外しをするのは棟板金・貫板・雪止めと少ないため撤去費用や処分費用がほとんどかかりません。そのため葺き替え工事より工事期間と費用も抑える事ができます。
1-2 断熱性や防音性の向上
既存の屋根材とあわせて2重の屋根になることで、断熱性・防音性・雨漏り防止効果にも繋がります。
ルーフィングも2重となり雨漏りもしにくくなります。お部屋の冷暖房効率もあがり、電気代も抑えられ環境にもエコになります。
1-3 最短2日! 工事期間が短い
切妻屋根の標準的なお宅なら最短2日で完了します。
下屋根が多い、または屋根の平米数が大きいお宅で4日間程度となります。葺き替え工法では7日間程度がおおよその施工期間となります。
工事による騒音がご近所の迷惑ではと不安に思う方にもオススメです。
1-4 アスベスト対策もできて環境にもエコ
解体工事を行わないため、アスベストの飛散リスクが低くなります。廃材の処分がなく環境にも優しい工法になります。
2-1 屋根材や下地状態で施工できない時もある
カバー工法が可能な屋根は、基本的に凹凸がすくないスレート屋根になります。瓦やトタン屋根はカバー工法ではなく葺き替え工法のみの選択となります。他にも、過去に雨漏りがあった家は屋根の下地に傷みがあり、今後気付かないうちに内部で腐食がすすむ可能性があるため施工ができません。
2-2 家全体の総重量が増える
屋根が2重となるため、どうしても重量が増えます。さらに重心が家の屋根付近と高い位置になり、地震の際揺れの影響を受けやすくなります。
日本の住宅基準を満たしていれば、屋根カバー工法でも問題ないと言われていますが、耐震性が気になるかたは葺き替えをオススメいたします。
2-3 カバー工法可能な屋根材は少ない
下地が凹凸の少ないスレート屋根だとしても、カバーで使用できる屋根材は限られています。今ですと軽いのに丈夫なガルバリウム鋼板を使用した屋根材への交換が主流となっています。
①足場の架設
屋根の工事は高所作業となるため、足場が必要になります。
近隣にほこりなどが飛ばないように「養生シート」を貼っていきます。
一般的なお宅であれば、足場架設は半日~1日で終わります。
足場架設日が決まりましたら、その数日前に近所の方へご挨拶に伺います。
足場のパイプ等を下ろすためトラックを住宅そばで止めます。車のすれ違いが出来ない時や、道路を塞いでしまう時は事前に道路使用許可と誘導員(ガードマン)が必要になります。
②棟・貫板・雪止めの撤去
上から新しい屋根材を貼るため、突起物がないように既存の棟と貫板、雪止めを外します。
③下地の確認と調整
下地が腐食している時は、野地板が柔らかくなり歩くと足元がぶよぶよと動くため分かります。そういった部分がないか下地の確認し、屋根のヒビが酷い部分はコーキング等で補修します。
屋根にこびりついた汚れ・コケ・屋根材が反って尖っている部分などがあればヘラ等でこすり、できる限りでっぱりがでないように屋根面を平になるよう調整します。あわせて清掃を行います。
④ルーフィング(防水シート)施工
防水シートは雨水侵入を防ぐための、一番大事な作業になります。
軒先となる屋根の下から、屋根の頂部に向かい隙間なく重ねていかないと雨漏りしてしまいます。
ライズホームでは改質アスファルトルーフィングの中でも最高峰、30年耐用年数のある田島ルーフィング製のニューライナールーフを使用しております。
⑤棟部分に捨て水切りの取付け
棟の左右に対して水切りの板金を入れます。この板には返しがついていて、外からの水は侵入しづらく、もし水が入っても外に広がらずそのまま軒先へ流れる仕組みになります。
⑥新しい屋根材の取り付け
ルーフィングと同様に、軒先(屋根の下)からてっぺんにかけて新しい屋根材を貼ります。
屋根材同士をひっかけながらビスで止めていきます。この時に少しでも曲がってしまうと全体に影響がでてしまうため細心の注意が必要です。
釘でも問題ないと言われてますが、ライズホームではねじ式のビスを採用しています。
⑦タフモックと棟の取付け
ライズホームでは、木と比べて腐食に強い樹脂製の貫板「タフモック」と、さびにくいステンレスビスを採用しております。
タフモックで腐食に耐え、固定力が高いビスにする事で強風で飛ばされるリスクを抑える事ができます。
⑧換気棟の取付け
大屋根の頂部に換気棟を取付けます。空気の入れ替えにより屋根裏の湿度と気温を下げる事ができ、カビの繁殖や結露の被害を抑える事ができます。
適切な換気を行う事で家全体を守ることにつながります。
⑨下屋根の雨押えにも捨て水切りを取付け
下屋根と外壁が繋がっているところを「雨押え」。外壁をつたってきた雨水が入るのを防ぐ施工を「雨仕舞」とも言います。
屋根の傾斜部分に合わせて、ここにも捨て水切りを取付し水の流れを確保します。
⑩下屋根の雨押え板金
壁・屋根・トップライトなど構造が違うものが合わさる部分を「取り合い」とも呼び、この異なった素材の接合部分は複雑な構造ゆえに雨漏りのリスクが高まる箇所になります。
壁際の貫板もタフモックを使用し、雨押え板金で屋根と壁を繋いでいきます。
この板金は職人がその場で形状にあった加工をして仕上げていくため熟練の技術が必要になります。
⑪外壁と雨押え板金の上部のみコーキング
外壁と板金の間をコーキングで埋めます。下に隙間があり気になる方もいますが、ここをコーキングで塞いでしまうと、外壁内部に雨水が入ってしまった場合に逃げ道がなくなり逆に雨漏りが発生してしまいます。
すき間が気になってもコーキングで埋めるのは避けてください。
コーキングの耐久年数も重要になります。
⑫雨樋の設置
昔は半円形の雨樋が主流でしたが、最近はゲリラ豪雨で一時的な雨量が多いこともあり半円形より流水量が多い角樋が主流となってきました。
弊社ではパナソニックのPC50角樋をオススメしております。6色からお選びいただけます。
⑬雪止めの設置
スーパーガルテクトは450mm~600mmピッチで取り付けが可能です。
スカイメタルやディプロマットのような石粒タイプの屋根材は雪がすべり落ちにくいため雪止めをつけない方もおります。
雪止めは後付けができないため、施工前によく検討が必要です。
⑭足場解体
施工完了後、足場を解体します。架設と同様、半日~1日で終わります。
解体時も車のすれ違いが出来ない時や、道路を塞いでしまう時は事前に道路使用許可と誘導員(ガードマン)が必要になります。